小川理子ジャズピアニストが演奏する魅力的ジャズの味

ハーレムストライド奏法でジャズを演奏する女性の方がいると
知人に教わりその方がCDを送って下さった。

そのＣＤは小川理子さんというハーレムストライド奏法でジャズを
演奏する方のだった。
初めて聞いたときは、音感的になにか違うと思いつつ、聞いているうちに
その昔、聞いていたデユーク　エリントンの音だなあと感じてきた。
1910年以降に現れたソロのジャズピアノスタイルで、特に1920年代
ニューヨークのハーレムで盛んになったことから、こう呼ばれている。

小川理子さんはなんとパナソニックにお勤めのそれも名刺の肩書きが
社会文化グループ、グループマネージャーというものだ。
この小川理子さんがヨーキムラトリオでアメリカンジャズクラシック演奏会を
3月8日に神戸の酒心館ホールで開いた。酒蔵を改造したものだ。
以前に六甲山ホテルで聞いたが聞くたびに彼女のピアノから出てくる
音が重厚さを増してきたように、またあの古きよき時代
感じさせてくれる音を観客の耳に届けてくれているように感じた。

歌もクールの中にホットなものを感じさせて、、聞かせてくれる
ガーシュインがお好きなようだし、聞くほうも楽しい。
クレイジーフォーユーだ。
ジャズの音はハードな中に本来の忘れ始めた本当の？
味を彼女のハーレムスライド奏法で感じさせてくれた。

まさにクラシックジャズの醍醐味を酒蔵のホールで味あわせてもらえた。
既に利き酒の域は通り越して本格醸造酒だった。

共に演奏するドラムの木村陽一さん、ベースの石田信雄さんが
銀色を感じさす年齢だけに、時には重厚さを、スクエアーを感じさせる
小川理子さんのピアノにぴったりだった。

近年知る人は知るのだろうが、小川理子さんのこんなジャズがあるということを
改めて今の若い人たちに知って欲しい。