ケネデイ元大統領が暗殺されて50年、日本に第一報はテスト衛星放送で

ジョン F ケネデイ元大統領がテキサス州ダラスで暗殺されて
11月22日で50年になる。

50年前、忘れもしない米国からのテスト衛星放送で日本へ第一声が
伝えられた。

伝えてきたのは、毎日放送の当時ニューヨーク支局長の前田次郎さんだ。
ニュースという物、特ダネ?という物は、偶然に出会うものだ。
前田さんも、当時毎日放送と米国のABC放送と提携していた。
そして、衛星放送の試験放送をするというので、ニューヨークの
ABCのスタジオに来たところで、ケネデイ元大統領の暗殺の
一報が、はいったのだ。

前田次郎さんは、華々しく試験放送を日本へ送るはずの第一声が
日本の皆様に、悲しいニュースを、お送りしなければなりません。という
始まりで暗殺が伝えられた。

この第一声は、NHKでも放送され、一躍前田さんは時の人になった。
小言幸兵衛もスタジオで聞いていて、驚きと興奮が体中を交差したのを
今でも覚えている。

海を越えてのテレビの電波の迅速さを見せつけた時代だ。

当時、ケネデイ大統領と言えば、世界を変える唯一人の人のように思えた。
その人が、暗殺で亡くなる、想像もつかないことだった。

今では世界中から、簡単に衛星中継、放送ができるが、まさに、衛星放送の
緞帳が上がるというときの出来事だったのだ。

日本でいち早く、ダラスへ飛び、暗殺の経緯を調べに行った人が
浅間山荘事件の陣頭指揮を執った佐々淳行さんだ。

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