31回を迎えたサントリーの一万人の第九、主役は一万人の第九合唱団

大阪城ホールが出来たとき企画されたサントリーの一万人第九コンサート
今年で31回をつまり31年前に始めた画期的なイベントで、企画はMBSの
齋藤守慶社長そして小言幸兵衛もその一員として山本直純さんはじめ
毎回、ご協力いただいた皆様のお世話を裏でしていました。

31回に数十年ぶりにお招きにあずかり、大阪城ホールへ
そして初めてアリーナ席で座って聞くことに。
今回はホールを横使用を縦使用に、その昔から、その案はありましたが
舞台が狭くなるというので、オケが乗らないという理由でしてきませんでした。

まあ、そんなことは別にして、はじめは、各界のVIPの協力を得て成功させようと
いろいろな方に参加を呼び掛けて、またドイツからも合唱団を招いたり
更に大変だったのは、一万人で歌う方を集めて練習することが、また数少ない
歌の指導者の苦労の種でした。

山本直純さんの飛び上がっての指揮ぶり、合唱団を感激と興奮に導いたのでした。
そして今、指揮は佐渡さん、合唱団の年齢も若くなったが、その歌声は31年前と
変わらない素晴らしい技量でした。

各パートの声が鮮明に大阪城ホールに響き渡りアリーナで聞いていると
正にステレオ?このサントリーの一万人の第九に合わせて合唱団の人たちは
練習に励み、この一瞬にエネルギーを爆発させているのだと、この歌声は。

沢山のゲストもおいでであったが、やはり一万人の第九コンサートの主役は
合唱団の方々だと31回目の公演を聞いて、改めて痛感したとともに
この方たちが、31回目を迎えさせてくれたのだと、初陣を担った一人として
感謝したい気持ちです。

因みに大阪城ホールは大阪城築城百年を記念して、当時の大阪市の文化振興課の
課長がだめもとで文化庁に申請したら、あの場所だけ文化財がなにもないことが判り
ホールがつくれたのです。

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