OSK日本歌劇団0G公演で嵯峨みさ緒さんと再会。+

嵯峨みさ緒さんが現役時代、OSKの稽古場は
阿倍野のビルの中にありMBSナウで小言幸兵衛は
度々、稽古場を訪れ取材をした。
当時は十三代片岡仁左衛門さんが演技指導に来て
いつも片岡我当さんも一緒だった。
十三代仁左衛門さんは立ち稽古でも気になると
芝居をしている人の所に走り寄って細かく指導。
今から考えると贅沢な事だった。
忘れられないのは嵯峨みさ緒さんが昭和５７年
６０周年記念公演で楊貴妃を演じる事になり
十三代仁左衛門さんがつきっきりで嵯峨さんに
演技指導した事だ。

もう一つは、東大寺の大仏の台座の上で
ＭＢＳナウで生中継した事だ。
外でする予定が本番直前に雨となり大仏殿でと
当時の執事長に願うと、良いですと意外な許可。
嵯峨さんにインタビューした後、踊りを披露して話題と。

２０２４年５月３日の松竹座で公演の
OSKOG公演冒頭せり上がりで嵯峨さんが舞台に
何十年ぶりだろうか、舞台の上の嵯峨さんと
再会はと思いながら愛のメモリアルを聞いた。
嵯峨さん退団の後、トップを継いだ東雲さんも
稽古場で取材インタビューをした。
大津皇子を歌う姿を見て歌う口元から稽古場の
面影が蘇ってきた。雰囲気は素直な昔のままだ。
そして最後、嵯峨さんは体を覆うような衣装で
愛の賛歌をあの楊貴妃の時代を彷彿させるような
力強い声で歌い上げた。他のOGも心の中では
現役時代に舞い戻っているような舞台になった。


　　　　　　　　　　　　MBSナウで生中継