21歳の時に演じた舞台映像に38年ぶりに対面したタカラジェンヌ。

小言幸兵衛がその昔、宝塚歌劇をMBSナウで
取材をしていた時の話。
男役から娘役に変更する生徒がいると聞いて
MBSナウで取材をすることにした。
その頃、小言幸兵衛は1冊の中は白紙の本を
携帯していて稽古場で生徒にその時の心境を
書いてもらっていた。
白い本に彼女はこんな文章を書き綴った。
「今、宝塚を離れてみてその素晴らしさを
つくづく感じました。
これだけ、あたたかくエネルギーを持った
集団は他に無いと思いました。
ご指導してくださる上級生がいます。
いつも当たり前になってしまっていたので
一人になってみて大切さがわかりました。
又、雪組のお稽古を見学した時、踊ってい
る皆の目がキラキラ輝いているのを見て
鳥肌が立ちました。私は宝塚が大好きです。

今、私が外の世界化でやらせて頂いている
事は素晴らしい経験です。
毎日いろいろな事を勉強させて頂いていま
す。この事が宝塚に帰った時に生かせたら
いいなあと思います。

今、帰って来て何をしても楽しいです。
きっと、風と共に生きるに向かって初舞台
の気分です。どうか見守って下さい。
昭和62年12月25日

取材した古いVHSのテープを整理していて
風と共に去りぬの新人公演のテープが出て
きた。21歳風と共に生きるに向かっての
彼女の舞台を収録したテープだ。
DVDにダビング、彼女の手元に届けたく
住所を探し求めた。
38年ぶりに自分の舞台姿と対面できた
彼女は未熟ながら全身全霊で挑んでいる
姿を見て涙が出ました。
21歳私の青春です。メールが届いた。


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